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FG-500

FG-500

当時、ヤマハの赤ラベルは高かった(1960年代)。それがだんだん廉価となり、70年代には手ごろなギターとなった。赤ラベル、FG-180がそれである。

しかし、その赤ラベルにも上位機種が出た。350番と500番である。350番は当時の世相が「ヘヴィーゲージ弦」を求めていた矢先の出物だった。強化ブレイシングとでかいブリッジでぶっとい弦を支えるそのデザインは重厚そのものである。音も180番より格段重くなっていた。
そして500番は、当時も貴重であり今はしゃれにならない貴重材となった「ハカランダ」を使用した逸品である。他の赤ラベルがオール合板であるのに対し、トップ・バックを単板にしたそのギターは、まさに「爆音」である。

このギター、「柾目ウッドメーカー」清田氏によってプチ・カスタマイズされている。オリジナルにこだわるより音質にこだわる私。ナット・サドルを象牙仕様にした。オリジナルはサドルが牛骨。ストックの状態でもいい鳴りをしていたのだが・・・。

いやはや、ここまで変わるか・・ってくらいに音が変わった。ハカランダらしい硬めの音は健在であるものの、少しマイルドな感じに響いている。キーンという音ではなく、その中にブーンと柔らかい低音が響く・・という感じだろうか。フォスファー弦より、ブロンズ弦の方がいい感じの音になる。

音量はFG-180の「やんちゃくれ」なデカさではない。マイルドな響きをドカンと出してくれる。FG-2000というお化けFGに比べても遜色のない鳴りである。ストロークで弾いても、指で爪弾いても、とても上品な音である。それでいて低音もしっかりしている。さすがFGの高級モデルである。作りも丁寧で、いい音・・・手放したくない1本である。

ウッドバインディング、黒檀仕様のブリッジ・指板と、豪華てんこ盛りのこのFG-500。まさにオススメの1本である。10万円代なら「買い」である。

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