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FG-201

FG-201

ブラックラベル終了後のFGシリーズである。前年立ち上がったLシリーズと同様、ヘッド形状が赤ラベル時代と同じ「先広がり」となった。ラインナップは豊富だが、最高でも5万円(当時)という、すっかり入門機のラインナップに固められたFGシリーズである。

この201というモデル、ランクでいうと2番目の廉価版FGである。151との違いはネックとヘッドに施されたバインディングである(プラッチッキーでチャチいが・・)。ルックス的に少し上位機種と思われる。ペグは151と同じもの、チャチなペグだ。そしてこのモデル、側板と裏板に「クインズランド・ウォルナッツ」つまり「くるみ」を使用している。見た目はローズのような感じである。表板は「えぞ松」目のつまりの少ない、あまりいい材ではないかも知れない。

さて、くるみ材の音であるが・・・マホとあまり変わらない。もちろん、低音はない。シャリーンとした「オレンジラベル・サウンド」である。いい意味では軽快、悪い意味では薄っぺらい音である。このシリーズは、指弾きをするとなんとも言えない爽やかな音色を出す。かつてのFGがガシガシ弾くタイプの音質だったので、ずいぶん変わったように思われる。指弾きで、ボサノバな感じの演奏にはもってこいかも知れない。現行のFGに似た感じの音である。

作りはしっかりしているし、側板の取り付け板も丁寧な作りである。だがこのモデルもXブレイシングの交差のところが手抜き作業。ボンドははみ出しまくり・・・と、なるほどの廉価版らしい作りである。外から見たルックスはなかなか堂々としたものである。今使用してもなんら古さは感じられない。

このギターは新品同様の状態であったので、「天日干し」と「強制乾燥」をかました。音はかすかにくもりが取れた程度。そんなに変わらなかった。外音に触れさせて、弾いて育てればいい音になるかも知れない。合板であるためにそんなに激変はしないだろうけど。

現行のFGや、ちゃっちいギター買うくらいなら、1万円以内でオークションにゴロゴロ出ているこのモデルの方が、きっと満足出来るだろう。これだけ悪態をついたが、現行のFGよりははるかにグレードは高いと感じる。

この「オレンジラベル」シリーズの特性だろうか。弦止めピン穴が小さい。弦を入れてピンをさしても、なかなかうまくはまってくれない。こと6弦はひと苦労である。

こちらも、ハッキリ言って「オススメ出来ません」!!

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