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FG-151

FG-151

ブラックラベルがあっちゅー間に生産中止になり、久々の「先広がり」のヘッドになったモデル、それが「オレンジラベル」である。それまでのFGとは違い、初級・中級者向けのラインナップになった。76年にLシリーズが立ち上がり、上級者向けとして発売されたからだ。

さて、「入門機」という位置づけとなったFGオレンジラベルの最廉価版のこのモデル。されど作りはしっかりしている。ペグこそチャチなものが装着されてはいるが、外観からは廉価版を感じさせない作りである。中の側板も現行のFGよりは、ずっと丁寧に取り付けられている。が・・、Xブレイシングの交差するところの作りはおおざっぱである。おまけに接着剤がはみだしまくっていたり・・・この辺が廉価版の作りなのだろうか。惜しいところではある。材はそれなりにいいものが使われている。サイドバックは「アフリカンマホガニー」。固めのマホを使う意味はあったのかは疑問である(次モデルのBシリーズからは普通のマホになった)。

さて、肝心の音であるが・・・。ご期待通りの「廉価版」の音である。低音は弱い弱い。かえってそれがオレンジラベルらしさかも知れない。シャリーンとした音はオレンジラベル共通のもの。401や401Wもそうであるが、シャキシャキした音である。決して「ドーン」「ジャリーン」ではない。軽いタッチの音である。

今や珍しい「えぞ松」仕様のトップは、さすがに木目も間隔のひろい、いまいちつまりのない板を使ってはいるが、これが「えぞ松」サウンドなのだろうか。とにかく音が軽快。

新品同様の状態で転がり込んできたので、音が弱かったのかも知れない。喝を入れるために究極の荒業、天日干しと強制乾燥を施す。もぞもぞっとした感がなくなったのだが、まだ鳴りが弱い。外音にさらして、じっくり音を育てていくとしよう。

ただ、これだけは言いたい。現行のFGを買うなら、1万円以内で買えるこのシリーズの方がはるかにいい音がする。合板なので将来性はないが、現状でならきっと満足出来るはずだ。ルックスも全然オールドではない、ヤマハスタイルだから。

でも、総評として「オススメ出来ません」!!

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