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FG-140

FG-140

110・140と、俗に言う「スチューデントモデル」廉価版のFGである。この140は、まさに廉価版と言わしめる「ラワン」材仕様のモデルである。ベニヤ板等でホームセンターでもよく見かけるこの材は、ギター材としては「最もダメ」なそうである・・・。

確かに「木材辞典」見てもホメ言葉のないこの「ラワン」。これでギターを作るといった考えが素晴らしいのか??180が「マホガニー」であるが故に、よけいに比較されてしまうのだろう。中古市場でも10000円程度で取引されている。

確かに私の所有するそれは、表板のスプルースも木目にゆがみが見られ、裏板も粉を吹いたような模様である。手に入れた時はジャンク扱いの現物であったため、それはひどい状態であった。ホコリ・傷・そして音も鳴らないといった3拍子そろった代物であった。

ところが・・・おなじみ「柾目ウッドメーカー」で手術を受け、1日入院しただけで、そのギターは息を吹き返した。それまでの実力がウソのように・・・。サドルナットを牛骨化して、ネックを調整。剥がれたブレイシングを貼りつけて・・・そのギターは実力以上のパフォーマンスを見せてくれた。

まずその音量・・・180にひけをとらない、バリンバリンとした音である。低音もブーンと響いている。きれいな音とはお世辞にも言えないけれど、野性味あふれるその音は「凄い」の一言である。ボディーもでかいのでかなりの音量が期待出来る。本当に驚いた。FG-180によく似た音を出すことに・・・。

ネックも握りやすく、まさに「赤ラベル」の弾き心地である。乾いて軽くなっており、合板ながら薄いトップも手伝ってか、赤ラベルサウンドを前に出してくれる。

目をつぶって音を聴くと、区別がつかないかも知れない。当時のオーナーがよく弾きこんでくれていたからだろう。思わぬ拾い物となった♪

ただし・・・ペグはチャチいいし、ブリッジも少し小振りで、ルックス的に弱い。

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