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FG-110

FG-110

伝説の赤ラベルの中で、「廉価版」と言われる不遇の2機がある。FG-110とFG-140である。当時は#180と#150のおさがり的モデルとして発売された。ラワンというベニヤ材、3連結のちゃっちいペグ・・・おさがりモデルと言われても仕方のない作りであった。今でも#180に比べたら破格の安値で取引されている。

しかししか~し、その音は侮るなかれ!!決して#180に劣っている訳でなし。30年という年月が、その材にすら魂を持たせ、現行モデルには決して出せない深い音を与えた。現行のFGシリーズに比べても、全く比べ物にならないいい音がした。それは弾かないと分からない。

このFG-110も、#180に比べると1/3くらいの価格で手に入った。トラ目の出ているバックは「楓」つまりはメイプルである。さすがにブリッジの作り、3連結ペグはちゃっちさ満開であるが、その音に関しては納得のレベルである。フォークサイズといわれる小振りのモデルながら、胴全体を震わせて大きな音を出してくれる。マホ仕様の#150とはまた違った、クリアな音である。小さいボディーのギターにありがちな「チョロチョロした音」って感じはない。さすがに深みのある音とは言えないものの、価格にはそぐわない音を出してくれる。このサイズのモデルに、重低音を期待してはいけない。カラっとした音なのだ。

マホ・ローズ・ハカランダ・・・材によって音は微妙に違う。くわしい所は分からないものの、確かに違うのは分かる。ラワンだの楓だの、廉価版ギターも歳月かければここまで成長するんだなぁ~と改めて。

ネックも握り易く、重量も軽くて気持ちがいい。サイズ的にも、女性にピッタリであろう。スポっと体におさまるサイズとシェイプは素晴らしいと思う。

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