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FG-350

FG-350

赤ラベルの時代、メッセージソング最高潮の時世は、コードをかき鳴らすスタイルが全盛を極めていたのだろうか。そんな時代は「ヘヴィーゲージ」って、そりゃ太い弾きにくい弦を使用して、でかい音を撒き散らしていたのか。

FG-180赤ラベルのブリッジ・ブレイシングを強化して、今の時代ではビックリの「ヘヴィーゲージ常装」を達成したモデルである。厚みを増して、さらに赤茶色になったピックガード、白いバインディングの施されたネックとヘッド。ハカランダとまではいかないが、木目が出ているコーラル・ローズ。180番と比べると、音はぶ厚い。

もちろんオール合板であるが、ミディアムゲージを張って弾いた感想は・・・「こもっているがでかい音」である。ミディアムでもブンブン乾いた低音を出してくれるし、合板ならではの丈夫さで、ボディーを叩いてもへこたれない。ペグはカバー付きではあるものの、貧弱ギアタイプである。されど、赤ラベルにはこのギア式ペグがよく似合う。そして圧巻はブリッジ!かなり大きめのが装着されている。

350と500で比べると、全く違ったキャラクターとなっている。500ほどカキーンとした音ではない。ブーンとした響きの残る音である。かといって180のバーンって破裂するような音でもない。350はやはり独特のものである。象牙仕様に変更した1本を例に挙げると、「低音重視」のFG-180という音になっている。ジャキジャキもしてないが、シャラーンって感じでもない。ゴリゴリっとした、音?って感じかなぁ。

現在、FG-350が2本ある。一本は超ミント状態。フルオリジナルでケースで眠っている。もう一本は結構弾きこまれ仕様。2本所有しているのはこの350だけである。それだけの価値はないのかも知れないが、どうも気になるモデルではある。

バインディングはネック・ヘッドまでしっかりされている。ルックス的にも、FG-180をかなり超えた、高級モデルにふさわしい気品がある。

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