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2006年3月 4日 (土)

誰の手から私の手へ

0304 FG-110。百戦錬磨のピック傷がピックガードの下に出ている。もちろんサウンドホールの右側にも削れたところがある。

いったい誰が弾いていたのだろう。

中古楽器が山のようにあると、その1本1本の歴史を振り返ってみたくなる。「このヘコミは落としたものかなぁ、このピック傷はライブで活躍してた証しなんやろなぁ。」と。ピカピカのギターは「大事に大事にされてたんやろなぁ。」と。

このFGは69年製、昭和44年である。うちの姉が生まれた頃には弾かれていたギターであろう。当時の廉価版FGであった(といっても月給の1/3くらいの価格である)ので、学生が買ったのだろうか?FG-350や500に、もしくは150に憧れて、届かない財布とにらめっこして買ったものなのだろうか。

「百戦錬磨」という言葉がある。お世話になっている「柾目ウッドメーカー」さんに行った時、戦前に作られたギブソンが置いてあった。弾かせてもらった。なんともいえない重みのある音だった。そして、そのギターはボロボロで、そこらじゅう傷だらけであった。ここに来るまでに、どれだけの人を魅了してきたのだろう。

私が「新品」で購入したギターは4本。ラッカー塗装のギターにはピック傷が出始めた。されど、ウレタン塗装は丈夫で、なかなか傷もいかない。まだまだ2年や3年生ばかりだ。FGのように30年戦士には、そのルックス・迫力・音・・・どれをとっても及ばない。

まだまだ弾き方が甘いのだろうか。そういえば、最近「弦が切れる」ことばかり恐れて、柔らかいピックばかり使っていた。ここらで初心に帰って、ミディアムに戻そうと思った。

FGらしい音は「弦が切れる」くらいにガシガシ弾いて、初めて生まれるものだろう、と。180をミディアムで弾いたら割れんばかりの轟音を出す。ラインに繋ぐことの多くなった私、すっかり「やんわりさん」になってしまっていたのかも知れない。

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